銀行から融資金をだまし取った罪に問われた中古バイク販売店社長の男に実刑判決。販売店とトラブルになっていた人の心境は?
起訴状などによりますと、名古屋市港区の中古バイク販売店「アサダモーターサイクル」の社長、朝田理被告(37)は去年1月、税金の滞納がないなどとする虚偽の書類を銀行に提出して、融資金5600万円をだまし取った罪に問われています。
14日の判決で名古屋地裁は「会計のプロである税理士を利用して銀行に融資させた」などとして、朝田被告に懲役2年4カ月を言い渡しました。
「アサダモーターサイクル」を巡っては、バイクやパーツの代金を払っても実際には納品されないなどのトラブルが多発していて、警察によりますと、全国で約90人から相談があり、契約額ベースでは約3億4500万円に上っています。
納品されなかった人は、朝田被告の実刑判決について──
「(被害は)バイク車両代(2台で)900万円ぐらいと、部品代160万円ぐらいあります。朝田被告に一生背負ってもらって、いつか返してもらうことしか考えていないです」(被害を訴える40代男性)